毎年5月1日から5月8日に大東市で野崎参りが始まります。今年(2024年)も野崎参りはたくさんの人手が予想されます。
折角の連休だから、どこへも行かずにのんびりして体を休めたいと言う方もいるかもしれませんね。
しかし、5月にもなれば陽気で、ちょっと出かけてみたくなりますよね。
遠出をしたくないなら、野崎参りで屋形船の歴史や、お染め久松の塚をみたり、大阪平野を一望するのも気分転換になりますよ。
大東市は知らないけれど、野崎参りは知っていると言う人もおられるのではないでしょうか?
それだけ、野崎参りは歴史ある行事なので知名度があるんですね。
江戸時代には野崎参りをするのに屋形船で行ったらしいです。
現在では、野崎参りの屋形船なんて、影も形もありませんが…。
今回は、毎年5月1日〜5月8日までの期間に開催される野崎参りと屋形船の歴史、歌にまでなったお染め久松は野崎に実在した人物なのかをお伝えしていきます。
そこで、この記事では
野崎参りと屋形船の関係は?
屋台の出店時間や混雑状況
についてまとめてみました。
それでは、さっそく本題に入っていきましょう!
野崎参りと屋形船の関係は?
出典:大阪桜ノ宮 屋形船「大喜丸」
野崎参りは、全てに感謝をする無縁経法要に参詣する大法要で、元禄時代から約300年以上続く伝統行事です。
野崎参りの歴史は元禄時代まで遡ります。
江戸時代、戦乱が収まり治安が良くなると生活水準も向上し、余暇をとれるようになると近隣への日帰りの行楽も盛んになりました。
野崎観音は水路で殆ど歩かずに行くことができるうえ、五代目の大真慈門和尚が無縁経法要を営み、秘仏の十一面観音像を開帳し、これを大々的に宣伝したことにより、「野崎まいり」として定着し、盛んになっていきました。
当時の大坂の商人層から篤く信仰を受け、大変な賑わいをみせました。
屋形船の歴史は天和から元禄・宝永年間(1681年~1704年)にかけて大阪城の北にある八軒屋浜から寝屋川を遡り徳庵から住道を経由して、現在の野崎駅の南の観音浜まで運行されていたそうです。
江戸時代はじめまで、深野池と呼ばれる大きな池が大阪と野崎の間にありました。
その後、深野池は干拓され新田開発が盛んになり、それまでの池が陸地となり、その中を水路が通り船や徒歩で少ない時間で往来が出来るようになりました。
天満橋の八軒家浜から近すぎず遠すぎずで、日帰り行楽地としては絶好の距離だったそうです。(参照:慈眼寺ホームページ)
かっては船で行く参拝者と陸を歩く参拝者とで「ふり売り喧嘩」と呼ばれる互いに賑やかなに罵り合いながら進む様子がよく見られたそうです。
競り勝てば一年の幸を得られたと伝えられています。
船で行く人と土手を歩いて行く人が、罵りあったりしながら野崎参りに行く道中は楽しかったことでしょうね!
屋台は面白い!出店時間や混雑状況も!
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野崎参りの屋台は、駅からの参道の両側には300軒以上の露店が並び、20万人以上の人出があります。
他では見られない個性的な屋台が並んでいて、屋台をゆっくり見て回り、そういった屋台を探すのも野崎参りならではの魅力なんですね。
屋台と言えば、夜店のイメージもありますが、野崎参りの屋台の出店時間は昼間のみになります。
野崎観音の参拝時間が10時から16時なので、屋台も参拝時間が終わると夕方には店じまいします。
野崎参りの混雑状況は、開催中は毎年20万人を超えると予想されますからとても混雑します。
屋台も道路の両側に露店が並ぶのでかなり狭くなりますから、小さな子供さんが迷子にならないように、また、懐中物にも気をつけてくださいね!!
まとめ
今回は「野崎参りと屋形船の関係は?屋台は面白い!出店時間や混雑状況も」と題しまして、野崎参りについてお伝えしました。
毎年GWの5月1日〜5月8日までの期間に開催されていますが、天満橋の八軒家船着場から日帰りで行けるので、江戸時代は屋形船で行く人と陸路で行く人が「わいわい」「がやがや」と結構楽しく罵り合いながらお参りできたんですよね。
現在では川はなく、また野崎観音へ行くには陸路しかないので昔の情景を見ることは出来ませんが、過去の風景を想像してみるのも面白いかもしれませんね。
この野崎参りでは、屋台を楽しみにして来ている人が多くいて、他では目にしないようなレアで斬新な屋台が多くやって来ます。
「いきもの釣り」もあるそうですよ。例えばうなぎ釣りもそのうちの一つ。
うなぎの釣竿の金額が300円~1万円まで。本気で挑戦している人を多く見かけます。
値段は釣り糸の強さによって決められているのですが、500円の釣り糸で5匹のうなぎをゲットする超達人もいれば、2000円の釣り糸でも一匹も釣れない方もいるとか。
ギャラリーも多くて盛り上がるそうですよ。
野崎参りに行ったら、いろんな屋台で食べて、飲んで、遊んで楽しんでくださいね!!!