ヒルドイドローションは、皮膚の乾燥や荒れ、あせも、しもやけなどの肌トラブルに効果的な医薬部外品のローションですが、美容効果はあるのでしょうか?
また、化粧水や乳液がわりに使用できるかも菌あるところです。
ヒルドイドローションは、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめで、さまざまな年齢層の方に利用されています。
乾燥で顔や皮膚、頭皮まで痒くなることがありますよね。
そこで今回は、ヒルドイドローションの美容効果はあるの?ヒルドイドローションは化粧水・乳液代わりに使えるの?ニキビへの効果はという形でお伝えします。
また、ニキビ効果やヒルドイドローションの使い方、成分、ヒルドイドローションの副作用についても詳しくお伝えします。
目次
ヒルドイドローションの美容効果
ヒルドイドローションは、乳液のような白い液体で、頭部や顔、体の広範囲に塗るのに適しています。
ヒルドイドローションは、医薬部外品でありながら、その保湿効果や柔軟性を活かして美容効果も期待されています。
化粧水・乳液代わりに使える?
結論としては、ヘパリン類似物質を化粧水代わりとして使用することは可能です。
ただし、疾患の治療として処方されているものですから、保湿目的でいいかは、医師・薬剤師にご相談ください。
また、他の保湿剤(化粧品:乳液等)との併用に関しては想定されて販売されてないことが多いので、一度目立たない部位でパッチテストをしてみると良いと思います。
ヘパリン類似物質を含む製品はたくさんあり、目的に応じて選ぶことが大切です。
化粧水として使用するなら水分の多いローションタイプ、乳液として使用するなら油分の多いクリームタイプがオススメです。
ニキビやニキビ跡・青クマへの効果
ニキビができる主な原因は皮脂による毛穴の詰まりです。
大人ニキビの場合は、肌の乾燥によって皮脂が過剰分泌されてしまい、毛穴が詰まってしまうケースが多く見られます。
ヘパリン類似物質には、保湿作用や血行促進作用、抗炎症作用があります。
ヒルドイドを使用すると、保湿成分により肌の乾燥状態が改善され、皮脂の過剰分泌が抑えられるだけでなく、ターンオーバーの促進も期待できます。
そのためヒルドイドの使用によって、ニキビの発生を予防することができます。
血行が良くなることで、肌の新陳代謝が活性化されます。
これにより、古い角質や余分な皮脂が適切に排出され、ニキビ跡の改善や肌のトーンアップが期待できます。
血行促進により、炎症が抑制される効果があります。炎症が軽減されることで、ニキビ跡や赤みが目立ちにくくなります。
また、血行不良により現れる青クマの場合、血行促進によって青クマの改善が期待されます。
十分な血流が保たれることで、皮膚の下にたまった老廃物や余分な液体が排出され、青クマの色が薄くなる可能性があります。
ヒルドイドローションの血行促進効果は肌トラブルの改善につながり、ニキビ跡や青クマの改善に期待できます。
シワやたるみへの効果
ヒルドイドローションに含まれるヘパリン類似物質には、保湿や血流改善効果があります。
これにより、肌の状態が改善されることでシワやたるみの予防・改善効果が期待できます。
ただし、ヘパリン類似物質はあくまで肌を健康な状態に近づけることで肌にハリを与えるものであるため、シワ・たるみに対して一定以上の効果は期待できません。
頭皮への効果
頭皮の乾燥やかゆみを和らげ、頭皮環境を整えることで、健やかな髪の成長をサポートする効果が期待できます。
頭部など毛が生えている部分や顔や体の広範囲に塗る場合に適しています。 稀に刺激を感じることもあるので、ひどい乾燥や肌がかなり弱い方はまずはソフト軟膏やクリームを使ってくださいね
保湿成分による肌荒れ防止・アンチエイジング効果
ヒルドイドローションに含まれるヘパリン類似物質には、角質層の水分を保持してくれる働きがあります。
肌の保湿機能が向上することで、乾燥や刺激から肌を守るバリア機能が強化されます。
ヒルドイドローションに含まれるヘパリン類似物質は、肌の保湿機能が向上することで肌荒れを防ぎ、色素沈着やしわの改善にも期待できます。
ヒルドイドローションは、肌全体の健康を促進するだけでなく、美容効果をもたらす優れたアイテムです。
使いやすい液体タイプで、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめですが、刺激を感じる場合は他のヒルドイド製品を検討することをお勧めします。
ヒルドイドローションの使い方は?
油は水を弾いてしまいますので、油分が多いテクスチャーのものは最後にまわします。
ヒルドイドローションを顔に塗る場合は、化粧水→乳液→ヒルドイドローション→クリームの順番。
ニキビ薬と併用する際には、ヒルドイドローション→ニキビ薬の順番で塗ります。
ステロイド剤と併用する場合には、どちらを先に塗るべきか、決まりはありませんが、ステロイド剤を必要でない箇所にまで広げないために、ヒルドイド→ステロイド剤の順番で塗るのが良いでしょう。
ヒルドイドローションの成分は?
ヒルドイドローションの成分は以下の通りです。
有効成分:1g中 ヘパリン類似物質 3.0mg
グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、セタノール、還元ラノリン、セトマクロゴール1000、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、カルボキシビニルポリマー、ジイソプロパノールアミン
ヒルドイドローションの副作用は?
ヒルドイドローションは低刺激な外用薬なので、基本的に副作用はほとんどありません。
しかし、稀に「顔が赤くなる」「痒くなる」「発疹が出る」などの副作用があらわれることがあります。 そのような場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。
まとめ
ヒルドイドローションは、医薬部外品として販売されている保湿ローションで、ヘパリン類似物質を主成分としています。
その保湿効果や柔軟性を活かして、肌の保護や美容効果も期待されています。
- 保湿効果: ヘパリン類似物質が角質層の水分を保持し、肌の乾燥を防ぎます。
- 血行促進: 血流を改善する効果により、肌の新陳代謝が促進され、肌トラブルの改善が期待されます。
- 柔軟性: ローションタイプでさらっとしたテクスチャーなので、広範囲に使用しやすく、肌にしっかりと浸透します。
- 美容効果:肌荒れや乾燥肌の改善、肌の保湿と柔軟性の向上、血行促進による肌の活性化
ヒルドイドローションは、保湿力や血行促進効果によって、シワやたるみの予防・改善効果も期待できます。肌本来の保湿機能をサポートし、健やかな肌を保つために役立ちます。
通常、1日1〜数回適量を塗る。